ハウステンボスは6月24日、VRアトラクション施設「SHIBUYA VR LAND by HUIS TEN BOSCH」(東京都渋谷区)をオープンする。同社運営のテーマパーク「ハウステンボス」(長崎県佐世保市)から選出したという5種のVRを、19日開催のプレス向け先行体験会で試してみた。
ハウステンボスでの一番人気は、絶叫系VR「ウルトラ逆バンジー」。休日は行列ができるという。勢いよく空に放り投げられ、大気圏外まで飛び出していくというもの。しばし宇宙遊泳を楽しんでいると、今度は地球へ真っ逆さま。思わず息をのむような展開に振り回されっぱなしだ。
隣にある「BLAST×BLAST」では、VRでシューティングゲームが楽しめる。両手に持ったコントローラーは、撃ち方で武器の形状が変化する。
真ん中の円盤を親指でなぞるとマシンガンのように連射できるが、裏のトリガーを引くと大砲に変身。両手で同時に大砲を使うことで、巨大な敵を打ち倒す強力な一撃も生み出せる。
イケメンによる「壁ドン」体験ができる「迫りくる愛のささやき」には、男性向けの「女子高生壁ドン」も登場。憧れの先輩マネジャーから、「私のことずっと見てたでしょ?」と上目遣いで迫られる。
スタッフから初心者でも遊びやすいと薦められたのは、リズムアクションVR「エアトーン」。レールに飛び込んでくるカラフルな「ノーツ」に合わせて、コントローラーを押したり振ったり。リズムをつかめれば簡単かと思いきや、2曲目で難易度がぐっと上がる。
曲に合わせて両手を大きく振り回すことになるが、フルコンボを狙って思わず熱中してしまうかもしれない。
そして、驚きと恐怖の声が途絶えないのが「VR心霊百物語」。怪しげな廃病院を舞台にしたホラーVRだ。
ルーム脇のディスプレイでストーリーを解説してはいるものの、体験するVRの恐ろしさはそれ以上。360度どこを向いても逃げ場はなく、幽霊がどこから飛び出してくるかも分からない。
同施設は、1人2200円で60分間遊び放題。対象年齢は8歳以上(一部13歳以上)だが、13歳未満の場合は保護者の同意が必要となる。今後は、客足やアトラクションの人気を踏まえ、新しいコンテンツの導入や新店舗展開も検討していくという。
ハウステンボスの高木潔専務取締役は、「VRの裾野を広げる施設として、手頃な価格でコンテンツを提供した。VRは初めてという人や、女性客にも気軽に遊びに来て欲しい」とコメントした。
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