米Microsoftは7月12日(現地時間)、人工知能(AI)専門研究ラボ「Microsoft Research AI」(MSR AI)を立ち上げたと発表した。米ワシントン州レッドモンドの本社キャンパスに設置し、広範なAIプロジェクトのハブとする。トップに立つのはディープラーニング分野で名を知られるMicrosoft Researchのテクニカルフェロー、エリック・ホービッツ博士だ。
同社は昨年9月、AI採用の製品やサービスの開発を主眼とする5000人規模の新部門「Microsoft AI and Research Group」を設立した。
MSR AIの目的は、より汎用的な学習システムの構築だ。100人以上の研究者が多様なAI関連プロジェクトに取り組む。
同社が2月に発表したドローンのAI学習向けシミュレーション環境のプロジェクトもこのラボに統合される。
Microsoft AI and Research Groupを統括するハリー・シャム氏はMSR AIの立ち上げを発表する公式ブログで、「AIが研究対象から製品にシフトする中で、われわれは社会の難問を解決するための基本的でオープンな共同研究にコミットしている。地球上のすべての人々の目的達成をサポートするという使命を追求するため、研究を拡大していく」と語った。
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