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暮らしを変える「ブロックチェーン」

専門家の「時間」売買 取引所「タイムバンク」開設へ

» 2017年07月19日 12時17分 公開
[ITmedia]

 オンライン決済サービスなどを展開するメタップスは7月18日、専門家の空き時間を一般ユーザーが購入・使用したり、市場で売買できるサービス「タイムバンク」を、初秋に始めると発表した。

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 専門家は時間の販売によって収益を得られ、一般ユーザーは、購入した時間を相談や講演・登壇依頼、食事の招待、ライブイベントやサロンへの招待など、指定された用途で使用できる。

 購入した時間を、欲しい人に市場価格で譲ることも可能。時間を購入し、使わずに保有し続ける「タイムオーナー」になることで、専門家を長期的に応援することもできる。

 時間を売り出したい専門家は、Facebook、Twitter、YouTube(Instagramも準備中)でアカウント連携すると、システムが自動的に影響力を計算してスコアを算出。一定のスコア以上なら、プロフィールや時間の用途などを入力し、時間の発行を申請できる。同社は、申請者の影響力、信頼性、専門性を審査し、初期の時間価値(価格)を設定。時間発行後は、売買によって市場価格が決まる。

 当初はiPhoneアプリのみでスタート。年内にWebブラウザ、Androidに対応する。

 著名人が「自分の価値」を売り出すサービスとしては、6月にスタートした「VALU」がある。著名人は、SNSの影響力に応じて自分自身の「価値」を算出、価値に応じた価格で模擬株式「VALU」を売り出し、一般ユーザーがビットコインを使って購入したり、市場で売買できる。

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