米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは9月27日(現地時間)、ドナルド・トランプ米大統領が同日「Facebookは常に反トランプだった。虚偽ニュースメディアのNew YorkTimesもWashington Postも反トランプだ。共謀しているのか?」とツイートしたことに対し、自身のFacebook投稿で反論した。
Facebookをめぐっては、2016年の米大統領選の結果(トランプ氏が当選)について、Facebook上で拡散された虚偽ニュースが大きな役割を果たしたとされている。同社は21日、ロシア政府が偽アカウントを使ってFacebook上で世論を操作するような広告を購入していたという調査結果を米政府当局に報告すると発表した。
ザッカーバーグ氏は「トランプ氏はFacebookが反トランプだと言う。一方リベラル派はFacebookがトランプ氏をサポートしていると言う。(中略)あらゆる考え方を表明できるプラットフォームを運営するというのはこういうことなのだ」と語り、特定の思想を支持しているわけではないとした。
同氏はまた、選挙結果が出た直後に「Facebook上の虚偽のニュースが選挙に影響したという考えは非常にクレイジーだと思う」と発言したことについて、「クレイジーだという発言は軽蔑的だった。あの発言を後悔している。この問題は軽蔑的な発言で切り捨てられないほど重要だ」と非を認めた上で、Facebookが選挙ではるかに大きな、良い影響を与えたことを「われわれのデータが示している」と語った。
Facebookは同日、ドイツで24日に実施された連邦議会選挙でFacebookが果たした役割について報告し、虚偽ニュース拡散などに悪用されることはなかったと強調した。
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