ヤフーは10月18日、視覚障害者向けの衆議院総選挙情報サイト「Yahoo! JAPAN 聞こえる選挙」を公開した。スクリーンリーダー(画面読み上げソフト)に対応し、候補者情報や各政党マニフェストなどを音声で伝える。
18日時点では、各政党のマニフェストと立候補者プロフィール、東京都小選挙区の立候補者の政策を掲載している。23日には開票結果を掲載予定。
総務省によれば、視覚障害者の91.7%がインターネットを利用(2012年の調査)。多くが画面読み上げソフトを使い、音声で情報を取得しているが、選挙公報は「紙の資料をそのまま画像化したPDFファイル」で掲載されるため、読み上げ機能に対応していなかった。
今後、サイトの利用状況を踏まえた提案や協議を、行政機関などに対して進めるという。同社がこうした取り組みを行うのは17年3月の東京都議会議員選挙に続いて2度目。国政選挙では初めて。
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