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「AI自動車はパートナーだ」 トヨタが語るモビリティの未来東京モーターショー2017(1/2 ページ)

» 2017年10月25日 10時40分 公開
[村上万純ITmedia]

 「どんな形であってもモビリティが実現すべき価値は、“フリーダム”だ」──トヨタ自動車のディディエ・ルロワ副社長は10月25日、「東京モーターショー2017」(一般公開日10月27日〜11月5日、東京ビッグサイト)でこう語り、人工知能(AI)搭載のコンセプトカー「TOYOTA Concept-愛i」シリーズなどを披露した。

人工知能(AI)搭載のコンセプトカー「TOYOTA Concept-愛i」の小型モビリティ
四輪モデル
1人乗りのパーソナルモビリティ

 同社は、「TOYOTA Concept-愛i」シリーズを始め、クラウド上のデータと結び付いて渋滞情報などを検出するコネクテッド技術を搭載する新型「クラウン」などをお披露目した。

 ルロワ副社長は、「トヨタの価値を実現する上で鍵となる技術の1つに、AIがある。これにより、クルマは私たちの“パートナー”になる」と話す。

トヨタ自動車のディディエ・ルロワ副社長

 TOYOTA Concept-愛iは、ドライバーの表情や動作、声色から感情や覚醒度を推定するEV(電気自動車)コンセプトカー。既出の四輪モデルに加え、小型モビリティ、1人乗りのパーソナルモビリティが公開された。全ての愛iシリーズに、AIエージェント「Yui」を搭載したという。

 「ドライバーの心境を読み取り、事故のリスクを減らし、運転に集中させてくれる」(ルロワ副社長)

 ルロワ副社長は「AIが新たな価値を提供するには、コネクテッド技術とビッグデータが不可欠」とも語る。

 新型クラウンに続き、2020年までに日米ではほぼ全ての乗用車にDCM(Data Communication Module、専用通信機)を搭載し、同社がクラウドで展開する「モビリティ・サービス・プラットフォーム」につなげていくという。

 自動運転車については「2020年に高速道路で、20年代前半には一般道向けのシステムを投入する」とした。

新型クラウン
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