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「コンポタ缶に不具合」ローソンが発表 「ゲロの味した」Twitter報告に「デマだろ」と中傷殺到

» 2017年11月02日 14時33分 公開
[ITmedia]

 ローソンは11月1日、温めた状態で販売していた缶入りコーンスープ「じっくりコトコトコーンポタージュ190g」(ポッカサッポロフード&ビバレッジ製)について、「加温什器内で劣化する可能性がある」と発表した。「商品が変色し、味が変わっている」とのTwitter投稿が話題になり、その投稿を見たユーザーから問い合わせを受けて調査した結果、問題が判明したという。原因を特定するため、メーカーと共同で調査している。

画像 ローソンの発表
画像 じっくりコトコトコーンポタージュ190g(ポッカサッポロフード&ビバレッジのWebサイトより)

 10月30日、同商品の缶と、茶色く変色した中身の写真とともに、「ひと口飲んだらゲロの味して中身確認したらこれ。ホンマにやばい。みんな気をつけて」などと書かれたツイートがTwitterに投稿され、5万以上リツイート(RT)されるなど話題になった。

 その後、無関係なユーザーから、「写真は嘘だろ」「自作自演」などと決めつけるリプライが殺到。写真にコーヒー缶が写っていたことや、缶の中身は茶色いが、缶の飲み口に黄色い液体が残っていたことなどから、「投稿者がコーヒーをコンポタに見せかけたデマ」などと決めつける人が多数現れ、「営業妨害です」「ローソンから名誉毀損で訴えられる可能性が高いですよ」などと投稿者に中傷が殺到していた。

 投稿者は「別に信じてもらおうとは思いませんが、全て真実です。業者に電話し、家まで謝罪にも来て頂きました」などと反論。「僕の住所をツイートしてる人はすぐに消して下さい」と、住所を無断で公開される被害にあっていることも明かした。

 また、投稿者のほかにも、同じように変色した同商品の写真を投稿していた人がいた。

 ローソンによると、「Twitterで話題になった投稿を見たお客様から、当社に申し出があった」ため、調査したところ、同商品は「加温什器(缶入りドリンクなどを温めた状態で販売できる什器)内で長期間または適温以上で加熱された場合に、劣化が発生する可能性があることが分かった」という。原因を特定すべく、メーカーによる商品の調査や、加温什器の性能確認中。原因が特定でき次第、Webサイトで知らせるとともに、店舗での商品管理を徹底するとしている。

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