「他のサービスと比べ、画質が悪いのは大変な問題」──ドワンゴの川上量生会長は11月28日、動画サービス「niconico」の新バージョン「く」(クレッシェンド)の発表会に登壇し、こう語った。ユーザーから画質に対する批判が上がっていることは承知しており、「順次解決していくので、半年お待ちください」とした。
川上会長は、「画質と重さの改善はずっと努力しているが、根が深く解決に時間がかかっている」とし、有料のプレミアム会員(月額540円、税込)でも視聴中に動画が止まる、他の動画サービスと比べて映像が粗いといった指摘について「大変な問題」と語った。
2017年9月末時点のプレミアム会員は228万人と、前年同期の256万人に比べると減少しているが、「今後もプレミアム会員を廃止する予定はない」。指摘されている課題は順次解決する計画で、「あと半年お待ちください」(川上会長)とした。
新バージョン 「く」は当初10月に発表する予定だったが、リリースは18年2月に延期。その理由について「本当に申し訳ないとしか言えないが、開発が遅れている」とした。
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