瓶ビールをコップに注げるロボットアーム「LBR iiwa」(エル・ビー・アール・イイヴァ)が東京ビッグサイトで開催中の「2017国際ロボット展」(11月29日〜12月2日)に展示されている。
LBR iiwaは、KUKAロボティクスジャパンが開発するロボット。人とロボットが寄り添い、一緒に作業することを目的として作られたロボットアームだ。7軸を備え、各軸のトルクセンサーにより接触を検知、力と速度を直ちに落とすことで安全性が担保されている。
デモンストレーションでは、(1)コップを洗ってセット、(2)瓶ビールを持ち、栓を抜いてコップにビールを注ぐ、(3)瓶を振って底にある沈殿物も注ぐ、(4)箱に空き瓶を戻し、コップをつかんで人に手渡す――という一連の動作を全て見せてくれる。途中、気分を高めるためのBGMを流したり、「乾杯!」という声を掛けてくれたりする。
始めはビール瓶がない場所でつかもうとするが、接触が検知できないと「ない」と判断し、他の場所へとアームを移動させる。瓶底の沈殿物を残さずに入れようとする動作は、重さを検知し、ある一定以下の重さになったら瓶を振るようプログラムされているようだ。
会場を歩き回ってへとへとになったら、ここへ行くと幸せな気分になれる。
(太田智美)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR