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Google Homeのスピーカーを「まとも」にする「スマスピ」おしゃべり広場

» 2017年12月01日 18時38分 公開
[松尾公也ITmedia]

 スマートスピーカーのGoogle Homeのスピーカーがやっと「まとも」に聴けるレベルのものになった。

 Google Homeのスピーカーはボリュームはかなりの大音量まで出せるが、高音、低音のバランスが悪すぎてバンドサウンドを流してもベースの音しか聴こえない。どのバンドを聴いてもザ・フーのジョン・エントウィッスルが弾いているみたいだ。ザ・フーは好きだけどものには限度がある。

 このため、Google HomeからSpotifyなどのストリーミングミュージックやRadikoの音楽番組を流すのはあきらめて、そこは音質のよいClova WAVEにまかせるという判断を一度は下したのだが、Google Homeにチャンスを与えてもいい、そんな改良が加えられた。

photo Google Home

 Google Homeアプリにイコライザーが追加されたのだ。

 スマートフォンのGoogle HomeアプリでGoogle Homeデバイスを選ぶとイコライザーの設定画面が現れる。そこで高音と低音を上下6dB調整できるようになっている。これを使って、デフォルトのいびつな音バランスを調整するのだ。

 具体的にはブンブン回る低音をかなり絞り込み、伸びない高音を持ち上げる。これで音楽がまともに聴こえるようになるはずだ(個人差はあります)。この設定を試したユーザーからは好評を得ているので、Google Homeのサウンドに不満な方は試してみてはどうだろう。

photo この設定でGoogle Homeのサウンドがやっとまともになった

 それでもGoogleはなぜこのデフォルト設定をこのままでいいと考えているのだろうという疑問は残る。シリーズの最高峰というGoogle Home Maxがもっと強力にブンブンいわせる重低音サウンドなのか、本当にハイファイな音なのか、怖いもの聴きたさで試したくはある。

 ところで、Amazon Echo Dotの招待メールはまだ筆者のところに来ない。迎えはまだか。いや、もう譲っていただいたDotがあるからいいのだけれど。

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