ITmedia NEWS > 社会とIT >

若者の「クリスマス離れ」 原因は?

» 2017年12月21日 16時58分 公開
[ITmedia]

 「若者の6割は自分だけの時間や空間を大事にしたい」――若者の“クリスマス離れ”の原因について、調査会社のリサーチ・アンド・ディベロプメントが12月21日、こんな調査結果を発表した。年々盛り上がりを見せるハロウィーンに対し、クリスマスの勢いが弱まりつつある原因を分析したという。

調査 人との付き合いに関する意識

 18〜24歳の若者の6割は「自分だけの時間や空間を大事にしたい」(男性69%、女性62%)と回答。他世代と比較して自分の時間を大切にする傾向が高かった。

 一方で、「いろいろな人たちと積極的に付き合い、付き合いの輪をどんどん広げたい」(同30%、22%)と考える人も他世代に比べ多い。つながりたいが、自分の時間は大事にしたいという考えがうかがえる。

 また、情報に対する考え方を世代別に見ると、18〜24歳は「どこでも連絡や情報を受け取りたい」(46%)、「いつでも誰かとつながっていないと不安を感じる」(34%)などの割合が高く、「常時情報が送られてくるのは煩わしい」と感じるは48%で、全世代で最も低い数値だった。

調査 情報関連の意識態度

 同社は「スマートフォンでいつでもどこでもつながれる時代だからこそ、若者は誰かとつながっていないと不安」と分析。「クリスマスは特定の親密な人と過ごして関係を深めるもの。自由さや自分らしさを求める若者の感覚とは遠いのでは」と若者の“クリスマス離れ”の原因を説明する。

 調査は2016年10月に実施。18〜79歳の男女3000人を対象に留置調査を採用した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.