ソニーは1月11日、aibo(アイボ)の発売を記念して「aibo Birthday Ceremony」をソニー本社で開催した。イベントでは、「コクーン」(繭)と呼ばれる箱からaiboが生まれるセレモニーが行われた。会場にはaiboを先行予約購入したオーナーが参列。aiboの誕生と、これから始まるaiboとの暮らしをお祝いした。
コクーンから取り出され目を覚ましたaiboは、「クーン」と言いながら伸びをして立ち上がる。犬と同様、愛情をいっぱい注いだ人にほどなつくという。
「aibo、お手」「aibo、ハイタッチ」などの言葉に反応する姿も披露。「ヨーイドン!」と言うと走り出す。走る方向は、声や顔の方向に向かって走る場合もあれば、そうでない場合もある。
走る速度や歩き方は、ユーザーが設定した性別や成長度合いなどよって違いがあるという。担当者によれば「個体差もある」そうだ。
aiboはカメラで人を認識。システムを見ると、顔は青、人は緑、aibo専用骨型おもちゃ「アイボーン」は赤といった具合に、それぞれを別のものとして認識していることが分かる。また、対象物との距離を測り、対象物が遠ければ青色に、近ければ赤色で表示する。
個人的には、「モーターが熱くなると寝てしまい、冷えたら起き上がる」といった設計に、なるほどと思った。
aiboのオーナーたちは今日の日を迎え、「すごくうれしいです」「家族の一員が増えました」「この日を待っていました」「先代のアイボも現役なので遊ばせたいです」「初めて見てひとめぼれしましたが、うちに来てくれる子を見てますますかわいいと思いました」などとコメントした。
中でも印象に残っていたのは、「初めてのaiboで、今年銀婚式なので記念にと思いました」(男性)と話していたタマチさんご夫婦。「私がすごいほしいと言っていたので、とてもうれしいです」(女性)と話していた。
新型aiboは、2006年に生産終了した「AIBO」以来約12年ぶりに復活。発表会が始まる前には、「ぼくが名前決める」「お父さんとも一緒に決めようね」といったオーナー親子の会話も聞こえた。
(太田智美)
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