ミクシィは1月11日、チケット売買サービス「チケットキャンプ」を運営する子会社フンザの元代表取締役社長らが京都地方検察庁に書類送検されたとの報道について、「このような事態は誠に遺憾」「深くおわび申し上げる」とコメントを発表した。
同日付の京都新聞によれば、人気女性歌手のコンサートチケットを高額転売のために不正入手したとして、京都府警が詐欺の疑いでフンザの元代表取締役社長と、大阪市の転売業者グループの男3人を書類送検した。元社長らは大口の転売業者を優遇し、手数料を無料にしていたという。
ミクシィは「捜査機関による捜査に全面的に協力してきた」とした上で、「書類送検されるという事態になったことを厳粛に受け止め、引き続き捜査に協力する」としている。
フンザは、チケットキャンプの運営を巡る商標法違反・不正競争防止法違反の容疑で警察の捜査を受け、12月7日以降、同サイトでの新規出品、購入申し込みなどを停止。同社は、ジャニーズ所属タレントの情報サイト「ジャニーズ通信」なども運営しており(6日に休止)、ジャニーズ事務所の商標権を不正利用した疑いがもたれていた。
外部弁護士を交えた調査委員会から「商標法違反、不正競争防止法違反の疑念を生じさせるようなものであったことは否定できない」「サービスを今後も存続させるか否かを含めて慎重に検討すべき」と結論が出たことを受け、27日に「2018年5月末でサービスを終了する」と発表していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR