米Appleが、iPhoneなどのバッテリーの材料であるコバルトを鉱山企業から直接調達するために交渉中であると、米Bloombergが2月20日(現地時間)、この件に詳しい情報筋の話として報じた。
コバルトは、リチウムイオン二次電池の正極材料として使われるレアメタル。電気自動車用バッテリー需要が伸び、不足が懸念されている。BMWやVolkswagenなどの自動車大手が鉱山企業と複数年の直接調達契約を既に締結したという。
匿名希望の情報筋の1人によると、Appleは年間数千トンのコバルトを向う5年間確保する契約を求めているという。同社は1年前から複数の鉱山企業とコバルトをめぐる交渉を行っているが、契約が成立しない可能性もあると別の情報筋は語った。
Apple、年内に少なくとも3台のMacと1台のiPadを発売か──Bloomberg
「Appleやソニーは未成年鉱夫によるコバルト採掘に加担」とAmnestyが批判
リチウム二次電池の低コスト化へ、コバルト系に匹敵する鉄系正極材料の開発に成功
充電6分間で走行距離320キロ 東芝、EV向け「次世代電池」開発Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR