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「スタジアムのような臨場感」 プロ野球の試合、VRでライブ配信 ソフトバンクが実験

» 2018年03月22日 17時24分 公開
[ITmedia]

 福岡ソフトバンクホークスの試合を、VRでライブ配信する実証実験を、ソフトバンクと福岡ソフトバンクホークスが、今季のオープン戦などで行う。球場内に3台のVRカメラを設置し、スマートフォンのVRアプリとゴーグルを使って好きな視点から視聴できる。「まるでスタジアムで観戦しているかのような臨場感を楽しめる」としている。

画像 バックネット裏からの映像イメージ

 3月24日に福岡ヤフオク!ドーム(福岡市)で開催されるソフトバンクホークスのオープン戦と、3月30日〜4月1日の開幕3連戦、計4試合の全イニングを無料でVR配信。VRアプリ「パノミル」(ピクセラが提供)をダウンロードしたスマートフォンを、VR用ゴーグルにセットすれば視聴できる。

 バックネット裏と1塁側内野席、ライト側バックスクリーン横の外野席にそれぞれVRカメラを設置して撮影。映像内に表示されるカメラのマークに視点を合わせると、選んだカメラからの映像に切り替えるられる。バックネット裏からの映像では、VR映像の中に中継用の映像を表示させながら観戦することも可能だ。

 今回の実験を通じて両社は、VR映像配信に関する技術やサービスのノウハウを蓄積し、プロ野球公式戦などのVRライブ配信を気軽に楽しめるサービスの提供を検討するとしている。

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