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都会派の「X-T2」にアクティブ派の「X-H1」 富士フイルムの新フラグシップはどう違う?(2/5 ページ)

» 2018年04月24日 08時05分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 もう1つ、ファインダーにも注目。ファインダー部が少し後ろにでっぱり、アイピースもでかくなった。アイピースが後ろに飛び出たことで、モニターを開いてローアングル撮影する際、ちょっとかぶって見づらい。

 液晶パネルには露出関係の情報の他、ホワイトバランスや画質、フィルムシミュレーションなどの情報が表示される。電源オフ時はメディアスロットの状況と撮影枚数、バッテリー残量、そして露出補正値が表示される。

 上からダイヤルを回してセッティングをして構えて撮る、という昔ながらのリズムが健在だ。

撮影時のパネル

 電源オフ時にも情報が表示されるのは良し。

電源オフ時のパネル

 ただ露出補正値は電源オフ時は表示されてるだけで、「あ、戻しておこうと」ダイヤルを回しても動きません。電源オフだから。当たり前だけど、こうして表示されてるとついやっちゃう。

 グリップが深くなったので重いレンズをつけたときの安定性は格段によくなった。

レンズは16-55mm F2.8。ハイエンドの標準ズームだが、手ブレ補正を搭載してなかった。でもX-H1なら問題なし

 背面モニターはX-T2と同じデュアルチルト式で縦位置でのローアングル撮影にも対応している。

 これは素晴らしい。バリアングル式は苦手だけど、チルト式は縦位置時に使いづらい、という声に応えてくれる。

背面モニターはチルト式
横に開くと縦位置時のローアングル撮影にも使える。このアイデアは良い

 モニターはタッチパネル式でファインダーを覗きながらのタッチパッドAFにも対応。

 またAF用のスティックを使ってAFポイントの移動も簡単だ(しかもX-T2より自然な位置にあり、親指をスムーズにスティックに持って行ける)。

十字キーの上にあるスティックが使いやすい位置にあって良い。後ろ電子ダイヤルは従来モデルより少し固くなり、不用意に回しにくくなった

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