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Google、「Wear OS」の「Googleアシスタント」にスマートサジェストなど3つの新機能

» 2018年05月07日 11時02分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは5月3日(現地時間)、AIアシスタント「Googleアシスタント」のスマートウォッチOS「Wear OS by Google」(旧「Android Wear」)での3つの新機能を発表した。いずれも向う数日中に利用可能になる見込みだ。

 Wear OSでGoogleアシスタントを起動するには、電源ボタンを長押しする。起動したらマイクから音声で命令できる。

質問に関連する次の情報を用意する“スマートサジェスチョン”

 例えば「ねえGoogle、今日の天気は?」と質問した答えの画面で下から上にスワイプすると、関連する質問候補(今夜の天気、明日の天気、週末の天気、セ氏での気温など)が表示され、いずれかをタップするとその答えが表示される。

 wear 1

「アクション」が利用可能に

 「アクション」は、米Amazon.comのAIアシスタント「Alexa」の「スキル」に相当する追加機能だ。Alexaのスキルと違い、インストールしなくてもアクション名を言うことで実行できる。

 Wear OSがアクションをサポートすると、時計に向かってスマートホーム端末の操作やサードパーティ製アクションを実行できる。

 wear 2 アクションをサポート(電車の時刻表アクションの例)

 Googleの1月の発表によると、現在利用できるアクションは100万件以上あるという。

画面だけでなく、音声でも答えるように

 Wear OSのGoogleアシスタントはこれまで、命令や質問は音声で入力できたが答えは画面表示のみだった。これがスマートウォッチのスピーカーや接続したBluetoothヘッドセットなどから音声で回答するようになる。

 Googleは8日から開催の開発者会議「Google I/O 2018」でもWear OS関連の発表を行うとみられる。

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