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他銀行への即時振り込み、対応時間を拡大へ 10月から

» 2018年05月11日 12時07分 公開
[ITmedia]

 全国銀行資金決済ネットワークは5月10日、約500の金融機関の間で即時振り込みできる時間帯が、10月9日午後から拡大すると発表した。これまで他の銀行への振り込みは、手続きが午後3時を過ぎると翌営業日に入金が行われたが、今後、銀行によっては平日夜間、土祝日でも即時入金が可能になる。

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 「支払い期日の夕方に入金忘れに気付いても、相手先の口座へ送金できる」「金曜夜に注文を行っても、速やかに代金振り込みができる」など、ユーザーの利便性向上につなげる。三菱UFJ銀行など、一部では24時間対応を予定している。即時入金が可能かは、各ATMやインターネットバンキングなどの画面で案内する。

 協力するのは、三菱UFJ銀行、りそな銀行、三井住友銀行、埼玉りそな銀行に加え、ゆうちょ銀行、地方銀行や信用金庫など(一覧)。4月末時点では、みずほ銀行、農林中央金庫などは含まれないが、サービス提供開始以降に参加する金融機関もあるとしている。

 銀行同士をつなぎ、取引データをリアルタイム処理する「全銀システム」で新システムを構築し、24時間365日稼働させる。運用試験の結果などを踏まえ、9月ごろに正式決定する見通し。

協力する金融機関(4月末時点)

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