“Androidの父”と呼ばれるアンディ・ルービン氏率いる米Essential Productsが身売りを検討していると、米Bloombergが5月25日(現地時間)、この件に詳しい複数の情報筋の話として報じた。
同社が事業売却のためにスイスCredit Suisse Groupと契約し、少なくとも1社が買収に興味を示しいているという。
同社は2014年にGoogleを退社したルービン氏が2015年に立ち上げた。同社には、米VCのAccess Technology Ventures、中国Tencent 、米Amazon.comの投資部門Alexa Fund、台湾Hon Hai Precision Industry(鴻海精密工業)などが出資している。昨年8月に発売した「Essential Phone」は、情報筋によると累計で15万台しか売れていないという。
別の情報筋によると、Essentialは進めていた新たなスマートフォンの開発を中止し、スマートホーム製品にリソースをシフトしたという。
この報道を受け、ルービン氏は「われわれは常に複数の製品を同時に開発しており、重要な製品のために別の製品開発を中止することもある」とツイートしたが、会社の売却については言及しなかった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR