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京王電鉄、新会社「感性AI」設立 電通大院・坂本教授と共同で

» 2018年05月25日 17時36分 公開
[ITmedia]

 京王電鉄は5月25日、AI(人工知能)を活用した新たな事業領域を開拓するため、沿線に位置する電気通信大学(最寄り駅:調布駅)大学院教授の坂本真樹氏との共同出資による新会社「感性AI株式会社」(資本金4500万円)を同日付で設立したと発表した。出資比率は明かしていないが、京王が大部分を出資するという。

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画像 言葉から印象を数値化する「オノマトペ感性評価システム」

 京王は、将来の沿線人口の減少や労働者不足などが予想される中で、AI活用による新規事業や新サービス創出を検討してきた。坂本教授は言葉と五感との関係性に着目し、言葉やオノマトペ(擬音語・擬態語)について、AIを活用しながら、数値化・客観的的に評価する研究に取り組んでいる。

 新会社では、AIに関するノウハウや特許、分析データなどを活用し、企業や団体の商品開発やブランディング、販促などを支援するサービスを提供していくという。また京王は、沿線の大学とオープンイノベーションに取り組むことで、沿線価値向上につなげるとしている。

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