ネスレ日本は5月28日、食事分析やDNA検査に基づく健康アドバイスを提供する新サービスを、LINE上で無料提供すると発表した。食事を撮影してLINEで送るだけでその写真をAIが自動で解析。カロリーや栄養価を即時に診断し、不足する栄養分をアドバイスしてくれる。
ネスレが健康習慣を提案する「ネスレ ウェルネス アンバサダー」プログラムの一環。ウェルネス アンバサダーは、カプセル対応のコーヒーマシン「ネスカフェ ドルチェ グスト」を無償貸与し、対応カプセルを販売するプログラム。ファンケルと共同開発した「ウェルネス抹茶」など健康志向のカプセルをそろえた。
AIによる栄養価診断では、診断結果とともに不足する栄養素を補うドルチェ グスト用カプセルなど(ウェルネス アンバサダー商品)を提案する。また、カプセルを毎月購入する「特別定期コース」に加入すると、月に一度血液検査やDNA検査を受けられる特典を設けた。血液検査ではがんや生活習慣病のリスクなど現在の情報、DNA検査では疾病リスク遺伝子や肌老化関連遺伝子、肥満遺伝子といった先天的リスクの情報が分かるという。
血液検査が付属するコースの場合は、月額約8000円。それぞれの検査で得られた情報を基に、検査会社から食事のアドバイスをもらえる。
LINE上でサービスを提供する理由について、ネスレ日本の高岡浩三代表取締役社長は「LINEにアカウントを登録してもらうだけで、多くの人に手軽に分析してもらえる。そこからさらに血液検査やDNA検査を通じてより深く自身の状況を知り、正しい栄養の取り方を広めていきたい」と述べた。
また、ネスレ日本はアクサ生命とのパートナーシップ契約も同時に発表。健康寿命の延伸や、社員の健康促進に積極的に取り組む「健康経営」などについて知見を相互に共有し、問題を解決していきたいとする。
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