九州電力は6月6日、独自の音声端末(スマートスピーカー)を使ってニュースや天気を知らせてくれるIoTサービス「QUUN」(キューン)を7月下旬から提供すると発表した。音声AIエンジンの標準ボイスは声優の雨宮天さん。秋にはアニメキャラクターのボイスも追加するという。
音声AIには好きな名前を付けることができ、ニュースや天気の他、占い、計算、アラーム、雑談などにも対応する。今後はスケジュール管理や情報検索などの機能を追加する他、秋以降にはソニー・ミュージックエンタテインメントと提携してアニメのキャラクター音声を選択できる「キャラボイス」を追加予定。6種類のアニメキャラクターの中から4つまで設定できるという。
また、QUUNと連携する付加サービスとして、音声端末に話しかけて家電を操作する「QUUNオートメーション」や、各種センサーと連携する見守りサービス「QUUNセーフティ」、遠方に住む家族の電気使用量で見守る「QUUNファミリーリンク」、電気使用量を可視化する「QUUNエナジー」なども提供予定。
サービスの価格は初期費用3000円(税別、以下同)、機器代が1万2000円から。月額利用料は基本料に機器ごとのサービス料を上乗せした形になる(700円〜)。7月からのサービス開始に向け、福岡市やその近郊に住んでいる人を対象に無料モニターを50世帯募集している。
九州電力は3月に開催された「ファミリーアニメフェスタ 2018」で、妖怪ウォッチに登場する“妖怪執事”「ウィスパー」(声は声優の関智一さんが担当)を起用したIoTサービスのデモンストレーションを実施。今夏からサービスを開始すると発表していた。
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