光ファイバーでアンテナいらず フレッツ・テレビが新4K8K衛星放送に対応
スカパーJSATとNTT東西地域会社は7月12日、年末に放送が始まる「新4K8K衛星放送」に「フレッツ・テレビ」が対応すると発表した。まず放送開始に合わせてBS右旋4K放送を、2019年夏以降にBS/110度CS左旋4K/8K放送を提供する。NHKの8K放送を含む10チャンネル以上が追加される。
フレッツ・テレビは、家庭用の光ファイバーを用い、波長多重によりテレビ放送を伝送するサービス。インターネット接続(IP通信)とは別の波長の光を使うため、通信の帯域を圧迫しないのがメリットだ。またONU(光終端装置)に専用アダプターを接続する必要はあるものの、その先は一般的な同軸ケーブルとなるため、ユーザーはアンテナで受信する場合と同様にテレビやレコーダーをつなぐだけで視聴できる(新4K8K衛星放送対応チューナーは必要)。
フレッツ・テレビは現在、NTT地域会社のほか、光コラボレーション事業者と呼ばれる協力会社のNTTドコモ(ドコモ光テレビオプション)とソフトバンク(ソフトバンク光テレビ)のサービスを合わせて約221万世帯が利用している。また提供可能なエリアは26都道府県(一部のみの提供を含む)、約3000万世帯と国内全世帯の約6割をカバー。左旋円偏波の採用で受信のハードルが上がった新4K8K衛星放送が視聴者を増やすための重要な手段になるという。
「既存の221万世帯は専用アダプターを追加すれば、宅内設備の改修は必要なく、新4K8K衛星放送を見られる」(スカパーJSATの仁藤副社長)
「テレビ視聴サービス」利用料金は、12月から既存ユーザーも含めて90円値上げの月額300円(税別)になる。「フレッツ・テレビ伝送サービス利用料」など付随する利用料金は提供事業者によって異なるが、NTT東西地域会社の場合は現在の450円を維持する。このほか、左旋放送を見る場合には19年夏に提供予定の「専用受信アダプター」をレンタルする必要がある。レンタル料金は未定だが、仁藤氏は「サービス料金、伝送サービス料金と合わせて月額1000円以内に収まるようにしたい」と話していた。
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