米Twitterは7月24日(現地時間)、APIの使用条件を変更すると発表した。開発者アカウントの登録が必須になるほか、アプリからのツイート/リツイートの合計値が3時間当たり300までになるなど制限が厳しくなる。スパム投稿アプリなど不正アプリ対策が目的だが、開発者の間では「制限が厳しすぎる」「Twitterは、サードパーティによるAPI利用を締め出したいのでは」などと不安の声が上がっている。
新たな使用要件では、TwitterのAPI(Standard API/Premium API)にアクセスしたい場合、ディベロッパーポータル「developer.twitter.com」で開発者アカウントの登録が必要になる。登録に当たっては、APIの使用意図など詳細な情報を、英語(300文字以上)で説明することが必須。既存のアプリは旧来の「apps.twitter.com」でも引き続き管理できるが、アプリを維持するには開発者アカウントの登録が必要になるという。
また、登録が承認された後も、APIの使用方法を変更したり、追加の製品や機能へのアクセスをリクエストする場合、さらに厳格なポリシー審査を追加で受ける必要があるという。
1つの開発者アカウントで登録できるアプリのデフォルト個数は10個までに制限。10個以上のアプリを登録したい場合は、サポートフォームからリクエストして許可を得る必要がある。
さらに、9月10日以降、1アプリ当たりのツイートやリツイート、いいね、フォロー、ダイレクトメッセージのデフォルトのレート制限が厳しくなり、
――になる。
これにより、「単一アプリが実行できるPOSTアクティビティのデフォルトのレートが大幅に減少することになる」が、ポリシーを守っている開発者は既存のアクセスレベルを維持できるほか、正当な理由があれば、アクセス増加を申し込み、審査を受けた上でアクセスレベルを高めることはできるという。Twitterがアクセス増加を許可するかは、「詳細に審査する」としている。
さらに、不正アプリの通報システムも強化。APIを使ってスパムを生成するなどルール違反を見つけた場合は、ヘルプセンターの「不正アプリを報告する」オプションから通報できる。
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