ジャパンディスプレイは8月1日、鏡の一部または全面が瞬時にディスプレイに変化し、映像表示できるミラーを開発したと発表した。音声操作で鏡の一部がディスプレイに変化し、情報表示などが可能な「コンシェルジュ機能付きミラー」を開発しており、一般顧客や小売店向けの販売を目指すとしている。
ディスプレイに、JDIのコア技術を適用した液晶スイッチを搭載。ハーフミラーを備える一般的な鏡機能付きディスプレイより明るく、コントラスト比の高い映像を瞬時に表示できるという。
コンシェルジュ機能付きミラーは、通常時は鏡だが、音声操作で鏡の一部が瞬時にディスプレイに変化し、天気やスケジュールなどを表示できる。また、内蔵カメラで撮影した映像を数秒遅れで鏡の一部に表示する「遅れ鏡」機能を搭載。後ろ姿を鏡に写してから遅れ鏡をチェックすることで、後ろ姿のスタイリングも確認できる。内蔵カメラで撮影した画像はスマートフォンに転送することも可能だ。
今後、AI機能などの拡充を目指し、IoT機器への搭載を視野に入れ開発を続けるとしている。
ディスプレイに変化するミラーを採用した室内ドア「FULL HEIGHT MILAOS」を、室内ドア専門メーカーの神谷コーポレーション湘南と開発。コンシェルジュ機能付きミラーと同様、音声操作で鏡の一部がディスプレイになり、天気やスケジュール情報を表示したり、「遅れ鏡」を利用できる。2019年度内の一般発売を予定している。
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