Androidの「時計」アプリの新機能として、Spotifyの音楽をアラーム音代わりに流せるようになりました、という記事を8月1日に書いたのですが、日本在住の私の端末でも4日の夜から使えるようになりました。
時計アプリというのは、大抵の端末のホーム画面に初期設定で表示されている時刻をタップすると起動する、アラームとかタイマーとかストップウォッチとかを設定できるやつです。
Spotifyの有料会員じゃないと1曲限定指定はできませんが、時計アプリの設定画面でアラーム用のプレイリストをいろいろ選べます。
試してみたところ、設定するときにプレイリストを途中まで流すと、アラームのスタートがその途中から始まるのがいまひとつですが、アラームを右スワイプで止めると画面に続きを聴くためのボタンが表示されるのはいいなと思いました。
好きな音楽で目覚めるのはいいですね。1日中座って仕事をしている私の場合は、例えば一定時間ごとに「休憩タイム」プレイリストを流してもいいかも。有料会員になって「ラジオ体操第一」を流そうかな。
ちなみに、米国の英語ユーザーはスマートスピーカーの「Google Home」シリーズでも音楽アラーム(こちらはSpotify限定ではなく、Google MusicやラジオもOK)が使えますが、日本ではまだです。
ところで、Googleさんは自分のところでも音楽サービスをやっているのに、なぜ時計アプリで連携するのがよそさんのSpotifyだけなのか? というのは誰もが感じる疑問でしょう。
これは、以前このコラム「Googleさん」でもご紹介した「Google Play Music」は年内に終了といううわさと関係ありそうです。もうすぐ終わるサービスをアプリのタブとして追加するのはなんだか無駄です。
かといって、まだ多くのユーザーが使っているGoogle Play Musicを無視して「YouTube Music」だけを使えるようにしたらユーザーから不満が噴出しそうです。
そんなわけで、Google Play MusicからYouTube Musicへの移行が完了し、前者を終了したら時計アプリにYouTube Musicタブが追加されるんじゃないかなと予想しています。
複数の音楽サービスの有料会員になれるほど経済的に余裕があるわけではなく、Androidをメイン端末にしているからという理由でGoogle Play Musicを選んだ私ですが、本当はプレイリストが充実しているSpotifyに惹かれています。でもGoogleさんがようやく音楽に本気を出しそうなので、日本でもYouTube Music Premiumが使えるようになるのが楽しみです。
YouTube Music Premiumは米国ではGoogle Play Musicと同額の月額9.99ドル。音楽だけではなく、動画も広告なしでダウンロードも可能なYouTube Premiumは月額11.99ドルです。
月額で2ドル(220円くらい)の差なら、いっそYouTube Premiumに移行して、動画も広告なしにしてもいいなと思っています。
YouTube Music Premium、うわさ通り9月に日本に来るといいなぁ。
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