　Amazon.co.jpなどを通じて定額料金でお坊さんを呼べる「お坊さん便」を提供する企業・よりそうは8月7日、LINEのスマートスピーカー「Clova」向けに、お坊さん便を呼べる「僧侶手配」スキルなどの提供を始めた。「お坊さんをより身近な存在にすることを目的に、現代社会におけるお坊さんの可能性を探求するプロジェクト『お坊さん便ラボ』の第1弾企画」という。

よりそうオリジナル着せ替え「袈裟」カバーを装着したClova（カバーの一般発売も検討中）

　Clovaに「ねぇClova、僧侶手配を開いて」と話しかけるとスキルが起動。続いて「お坊さんを呼んで」と話しかけ、葬儀・供養・戒名授与から希望のサービスを選択して連絡先の電話番号を伝えると、コールセンターから電話がかかってきてお坊さん便を依頼できる。

　また、僧侶の法話を再生できる「3分法話」のスキルも提供。このスキルを通じ、お寺との接点が少ない人でもお坊さんの存在や価値を身近に感じられる機会を創出し、あわせて「僧侶手配」スキルでいざという時スムーズにお坊さんを呼べる仕組みを提供するとしている。

LINE、「Clovaスキルストア」オープン　60以上のスキルが利用可能に
LINEは、外部企業や開発者が、AIスピーカー「Clova」向けに作成したスキル（機能）を検索・利用できる「Clovaスキルストア」をオープンした。27社60以上のスキルが利用できる。
全日本仏教会、Amazonに「お坊さん便」販売中止を要請　定額のお布施は「本来の宗教性を損なう」
全日本仏教会がアマゾンジャパンに「お坊さん便」の販売中止を求める文書を提出した。定額の“お布施”で宗教行為を提供することを強く批判している。
全日本仏教会がAmazon「お坊さん便」に苦言　「お布施はサービスの対価ではない」と“商品化”批判
全日本仏教会が、Amazon.co.jpの「お坊さん便」について、「宗教行為をサービスとして商品にしている」と批判する声明を発表した。
僧侶の手配をAmazonで頼める「お坊さん便」　定額料金で読経・法話
法事・法要の際に定額料金で僧侶を手配できる「お坊さん便」がAmazon.co.jpに登場する。