ヤフーは9月7日、ネットオークションサービス「ヤフオク!」の配送料を10月16日に改定すると発表した。配送料を出品者負担にした場合は、配送地域に関わらず荷物のサイズごとに定めた料金で荷物を送れるようになる。通常であれば高額になる北海道や沖縄などへの配送の場合も、ヤフオク!が差額分を負担し、出品者には全国一律料金で提供する。
全国一律料金は、配送料金を出品者負担に設定し、ヤマト運輸と提供している「ヤフネコ!パック」か、日本郵便と提供している「ゆうパック(おてがる版)」「ゆうパケット(おてがる版)」のいずれかを利用した場合が対象。出品者と落札者が互いの住所を知らせることなく荷物を送付できる「匿名配送」の場合も、条件を満たしていれば適用される。
例えばポストに届けられる小さい荷物の場合、ヤフネコパック!の「ネコポス」なら195円(税込)、ゆうパケット(おてがる版)なら175円(税込)で日本全国に送れるようになる。
一方、落札者負担にした場合の送料は値上げする。金額は発送元と届け先の地域や、荷物のサイズ・重さに合わせて決定する。
ヤフーの広報担当者は「出品者は落札されるまでどこに送るか、送料がどれくらいになるかが分からないため、送料を落札者負担にして出品することが多い」と話す。料金の改定によって送料を出品者が負担するケースを増やし、落札者が出品価格だけで取引できるようにすることで、出品数や利用者を増やす狙いがある。
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“宿題の出品”禁止 メルカリ、楽天、ヤフーが文科省と合意Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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