竹中 この「千羽鶴」にしても、さっきの「無敵の人」の話にしても、無用な争いごとが多すぎますよね。今後のネットのあり方とか、何かそういうところ、そろそろきちんとするべき時期が来てるような気がしますよ。
おおつね そうですね。ネットには特有の文化があって「罵詈雑言が当たり前」っていうふうになってきてしまってる。
竹中 何もそんな言い方をしなくてもいいのに、ということが多いですね。
おおつね とくに匿名掲示板ではその傾向が顕著ですね。あと、Twitterとかもそう。書き込める文字数が少ないというのもあるんでしょうけど、懇切丁寧に説明するのがもどかしいから、どうしても口調がぶっきらぼうになってしまいがちで。
竹中 それを読んで相手がどう思うか、相手の気持を察したり、そういうことを考えながら発言したほうがええと思うんですけどねぇ。
おおつね 同じSNSでも、InstagramやFacebookでの発言はまだマシなのが多い。それもひとつのメディア特性ですね。
竹中 それぞれのメディア特性に合わせて、何かこう、スタンダードを作って成長していかないとあかんようになってきてるんやないですか。
おおつね それぞれのメディアごとに「こういうふうに発言していったほうがいいよね」みたいな、ある種のモデルですね。ルールまで行かずに。
竹中 そう。そういうことを誰かが考えてみたらええと思うんですよね。おおつねさん、そういうの早う作ってくださいよ(笑)。
おおつね そうですね、こんなこと言ったら駄目ですよ、みたいに。
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