Withingsが、アナログ時計盤に小さな円形のデジタルディスプレイを組み合わせたハイブリッドスマートウォッチ「Steel HR Sport」を9月に発売した。基本性能はNokiaブランドで発売した前モデルの「Steel HR」と同等で、GPS接続に対応したことで、ランニング時などにコースや高低差などを記録できるようになった。
記者はこれまで運動不足解消のために「Fitbit Flex」や「Jawbone UP」などいくつかの活動量計を試してきたが、充電やデータの同期を頻繁にしなければならず、どれも長続きしなかった。Steel HR Sportは最長25日間持続するスタミナが特徴なので、個人的に一番ネックだった「充電問題」が少しでも解消されるのはありがたい。約2週間試用したが、健康管理と充電ストレスからの解放を両立できる点は魅力に感じた。
Steel HR Sportは、その名の通り、アクティビティートラッカーとしての機能が充実している。本体背面には心拍センサーを搭載。独自OSを採用し、スマートフォン向けアプリ「Health Mate」(iOS/Android、無料)と連携させることで、歩数、心拍数、消費カロリー、睡眠データ、GPS機能を使った移動距離などを計測・管理できる。アクティビティー別の心拍数モニタリング、最大酸素消費量(VO2 Max)の推計に基づいた、ランニング時のフィットネスレベル評価といった機能も搭載した。
前モデルSteel HRとの違いは、GPS接続に対応したこと。ランニング時などに、自分が走った距離やコース、高度などを地図上で可視化する。ただし、本体自体にGPSを搭載しているわけではなく、Bluetooth経由でスマートフォンに接続しているため、スマホを持って走る必要がある。
睡眠データも就寝時に自動で記録する。睡眠時間、睡眠パターンをグラフで記録し、独自のアルゴリズムで算出した睡眠スコアを表示。トイレで起きた時間などは「起きている状態」として記録された。睡眠スコアに対する評価は個人で分かれそうだが、入眠と起床時間は大体自身の感覚と合致していた。いちいち睡眠モードの設定をしなくても自動で記録してくれるのはうれしい。
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