お肌の調子、メークの乗り、女性が化粧鏡を前にして悩むことはさまざまだ。そんな女性の悩みを、テクノロジーで解決しようという「対話型デバイス」が登場した。
スマートミラー「novera」(ノベラ)は、2017年1月に起業したベンチャー企業のNovera(港区)と化粧品メーカーのポーラが共同開発した鏡型のデバイス。利用者が鏡に向かうと、肌の状態やストレスなど顔の様子を本体上部のセンサーで分析する。男性キャラクターとの対話システムも用意した。
本体は鏡と台座で構成。11.6型の鏡の内側にディスプレイを備えたハーフミラーの構造で、メークの提案を映し出したり、キャラクターとの会話内容をインスタントメッセージの形式で表示したりできる。
対話システムには3人のキャラクターを用意し、男性声優の梶裕貴さん、福山潤さん、諏訪部順一さんらが命を吹き込む。
「ねえ、肌どうかな?」→「うん! 今日もとっても調子が良さそうだね!」(CV:福山潤)
というような分析を踏まえた会話の他、「おすすめのメークあるかな?」と聞くと「こういうの、どうかな」と、仮想的にメークを施した自身の顔を鏡に映し出したりもする。ユーザーが鏡に話しかけるほど、表情や会話を学習し、話すせりふが増えたり口調が変化したりするという。
「『自然に自分と向き合う道具』である鏡が私たちにもっと寄り添ってくれたら、内側から『こう見せたい』『こうなりたい』という気持ちが持てるようになるのでは」と、開発チームは開発背景を語る。
10月11日に公式サイトで予約の受け付けを開始。価格は5万9800円(税別)で、初回出荷予定数は1000台。2019年内に配送する。
本体サイズは382(高さ)×190(幅)×110(奥行き)ミリで、重量は約5キロ。Wi-FiとBluetoothによる無線接続に対応。リチウムイオンバッテリーを内蔵し、ACアダプターに接続していなくても動作する。対応言語は日本語のみ。
今後、機能追加や改善のアップデートを積極的に提供していくとしている。
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