第3世代となる新しいiPad Proの「iPad Pro 11-inch」と「iPad Pro 12.9-inch (3rd generation) 」は、A12X Bionicチップ、Neural Engine、組み込み型M12コプロセッサを採用し、新世代モデルに生まれ変わった。
これまでのRetinaディスプレイから、iPhone XRと同じLiquid Retinaディスプレイに変わり、サブピクセルアンチエイリアスと呼ばれる処理によって4つのコーナーに丸みを持たせ、エッジからエッジまでディスプレイで埋まるようになっている。
True Toneが環境に合わせてホワイトバランスを調整するため、ディスプレイ上の画像は自然に表示される。
LightningコネクタからUSB-Cコネクタに変わったことで、5K外付けディスプレイや、一眼レフデジタルカメラなどのアクセサリと高性能な接続ができるようになっている。
Apple USB-C - Lightningケーブルを使用すれば、iPhoneを充電することも可能だ。
Wi-Fi + Cellularモデルは、これまでのLTE-Advanced仕様からギガビット級LTE仕様へと変わっている。
アンテナラインは、iPhone 7のような上下トップ面の筐体ラインに合わせたデザインが採用されていて、上下側面部分にもアンテナラインが入れられている。Wi-Fiモデルは、上部だけアンテナラインが入る。
iPad ProのSmart Connectorはこれまで左側面側に装備されていたが、iPad Pro 11-inch、iPad Pro 12.9-inch (3rd generation) では、底面寄りの背面側に移動している。
11インチiPad Pro用Smart Keyboard Folio、12.9インチiPad Pro用Smart Folio(第3世代)が、背面もカバーする仕様に変わり、そのためUSB-C電源回りに近い場所に移動させたのかもしれない。
背面カメラは、これまでの12メガピクセルカメラ、F/1.8、最大5倍のデジタルズーム、クアッドLED True Toneフラッシュなど仕様上は同じだが、光学式手ブレ補正が仕様から消えている。
ベゼルの裏にある極めて狭いスペースに収まるように12メガピクセルカメラを作り直したと説明されていることから、ソフトウェア処理に変わったのかもしれない。
iPad Proに搭載された特別なTrueDepthカメラは視野が広いため、縦向きでも横向きでもFace IDを使うことができる。
iPhone Xシリーズ同様に、ポートレートモード、Clipsのセルフィーシーン、メッセージアプリケーションのアニ文字やミー文字、グループFaceTimeなどの機能も使える。
キーボード付きカバーは、従来のSmart Keyboard for iPad Proと異なり、背面側も保護する仕様に変わり「11インチiPad Pro用Smart Keyboard Folio」「12.9インチiPad Pro(第3世代)用Smart Keyboard Folio」として新しくなっている。
Smart Connectorを使用して背面も保護する製品は、以前よりロジクールから「CREATE FOLIO FOR IPAD PRO 9.7 AND 12.9 INCH」として発売されている。
磁気充電方式を採用した「Apple Pencil (2nd generation)」は、コネクタや動くパーツが一切ないシームレスなデザインが採用されている。
Apple公式ストアでの注文時に刻印することも可能。
初代「Apple Pencil」との互換性はなく、旧iPad ProやiPad (6th generation) では使用できない。その逆も同様だ。
Apple Pencil (2nd generation) は、iPad Proの側面にある磁気コネクタに装着して自動的に充電とペアリングができるようになっている。
そのため、側面がフラットなエッジを持っている。
ダブルタップに対応する直感的なTouchサーフェスも持っており、設定>Apple Pencilから機能を割り当てられる。
写真:#アップルノート
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