Appleが発表した新型iPad Pro「iPad Pro 12.9-inch (3rd generation) 」のカメラをチェックした(iPad Pro 11-inchも同じ仕様だと思われる)。
iPad Pro 12.9-inch (3rd generation) の背面カメラは、12メガピクセルカメラ、F/1.8、最大5倍のデジタルズーム、5枚構成レンズ仕様。
iPad Pro (12.9-inch) (2nd generation) は6枚構成レンズで、光学式手ブレ補正が装備されていたが、iPad Pro 12.9-inch (3rd generation) には光学式手ブレ補正はない。
iPad Pro 12.9-inch (3rd generation) の背面カメラは「F/1.8の開口部、焦点距離29mm(35mm換算)」仕様となる。
レンズ仕様は「3mm/F1.8」となっている。iPad Pro (12.9-inch) (2nd generation) は「3.99mm/F1.8」(焦点距離28mm [35mm換算])だった。
従来と同じくDisplay P3プロファイルが埋め込まれる。
iPad Pro 12.9-inch (3rd generation) のTrueDepthカメラは、iPhone X、iPhone XS、iPhone XS MaxのTrueDepthカメラや、iPad Pro (12.9-inch) (2nd generation) のFaceTime HDカメラと同じ、積層型有効約700万画素CMOSセンサーを採用した「F/2.2の開口部、焦点距離32mm(35mm換算)」仕様。
レンズ仕様は、iPad Pro (12.9-inch) (2nd generation) と同じ「2.87mm/F2.2」だった。
iPad Pro 12.9-inch (3rd generation) の背面カメラは、iPhone XRサイズのセンサーサイズに大型化されているようだが、以前のiPad Pro (12.9-inch) (2nd generation) のレンズ6枚構成から5枚構成に変わり、また光学式手ブレ補正も搭載されていない。
A12X Bionicチップ、Neural Engine、組み込み型M12コプロセッサなどのソフトウェア処理により、手ブレをソフトウェア処理しているのかもしれない。
なお、背面カメラ撮影時の撮影モードに「ポートレート」も表示されるが、選択するとTrueDepthカメラ側に切り替わり、iPhone XRのような背面カメラ側でのポートレート撮影はできない。
iPad Pro 12.9-inch (3rd generation) は、TrueDepthカメラでポートレート撮影を行った場合、A12X Bionicチップの8コアNeural Engineを使用した新しい深度コントロールにより、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone Xと同様に「自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明(モノ)」の5つが利用できる。
撮影後、いつでも編集で被写界深度を自由に変えることが可能で、F1.4〜F16の範囲で自由に変更できる。
TrueDepthカメラ側に関しては、iPhone XS、iPhone XS Maxと同じ性能のようだ。
iPad Pro 12.9-inch (3rd generation)の背面広角カメラのサファイアクリスタル製レンズカバーの直径は約9mmだった。
iPad Pro (12.9-inch) (2nd generation)の背面カメラは直径8.92mmだったので、レンズが大型化されていることが確認できる。
なお、iPhone XS、iPhone XS Maxの背面カメラ幅は11.26mmとなっている。
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