米Googleは11月7日(現地時間)、米カリフォルニア州マウンテンビューで開催の開発者会議「Android Dev Summit」で、アプリのアップデートにオプションを追加するAPI「Google Play In-app Updates API」を発表した。間もなくすべての開発者に提供する計画だ。
開発者はこのAPIで、アプリのアップデートについてユーザーに2つの方法で通知できるようになる。1つは、アップデートが可能になったことを全画面で通知する方法。脆弱性の修正など、緊急なアップデートの場合に用いる。
もう1つは、アプリを利用中にバックグラウンドでのアップデートを可能にする方法。ユーザーはアップデートでアプリ利用を中断せずに済む。アップデートの準備ができると、再起動を促すメッセージが表示されるか、アプリを終了してからアップデートが完了する(開発者の設定による)。
Google Playのプロダクトマネジャー、ドム・エリオット氏は、このAPIは、アプリを自動アップデートに設定していないユーザーや、常にアップデートしやすい高速Wi-Fiのある環境にいるわけではないユーザーにアップデートを促せると語った。
Android Dev Summitの基調講演ではこの他、折りたたみディスプレイへのサポートやKotlinの新機能などが発表された。詳細は公式ブログを参照されたい。
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