全高18メートルの実物大ガンダムを動かすプロジェクト「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」を実施する場所が11月21日、横浜・山下ふ頭に決まった。横浜市と連携するプロジェクト「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」として、2020年夏から約1年間実施する予定。
実物大ガンダム立像は、アニメ「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツ「ガンダム」を文字通り実物大で再現した立像で、09年にお台場に設置された(今はユニコーンガンダム立像を設置)。
今回のプロジェクトには、日本におけるロボット研究の第一人者である早稲田大学の橋本周司名誉教授や、中京大学のピトヨ・ハルトノ教授ら研究者や技術者が数多く参加。「実物大ガンダムを動かす」という夢を実現するため、世界中からアイデアを公募していた。
ガンダム GLOBAL CHALLENGEの公式サイトは、11月21日付けで進捗(しんちょく)を発表。2次募集は審査の結果「受賞者なし」だったが、特別に佳作として「電源ゼロを目指した稼働システムの開発」など2案が選ばれた。1次募集でプロジェクトメンバーに選ばれた東京大学の岡田慧さん(東京大学大学院情報理工学系研究科 准教授)が考案したシミュレーター用オープンプラットフォームは、公式サイトで近日詳細を公開する予定。
20年の実施に向けて横浜市と連携し、学術研究や文化教育、観光促進などを考えた企画も進めるという。横浜市長の林文子さんは「ガンダムは、日本が世界に誇る最強のアニメコンテンツ。横浜市はクリエイター支援やアニメコンテンツ連携に力を入れているので、オールヨコハマで今回のプロジェクトを支援する」とコメントを寄せた。
サンライズの宮河泰夫社長は「14年から実物大ガンダムを動かすことを考えていた。今回のプロジェクトでは、展示だけでなく、開発プロセスを体感、共有できるようなものを提供したい」と語った。
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