ソニーは12月3日、同社の新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program」(以下、SAP)で、京セラを支援すると発表した。京セラは、電気を与えると振動する「圧電セラミックデバイス」を活用した新事業の立ち上げを目指す。
ソニー本社内の専用スペースに京セラ社員が常駐。SAPのメンバーから、事業立ち上げのノウハウなどで支援を受ける。「京セラのプロジェクトは、まだ始まったばかり。事業化できるかどうかも含め、検証を進める」(ソニー)。京セラの支援を通じて得られた知見は、ソニー社内の新規事業にも生かす考えだ。
SAPはもともと新規事業を立ち上げるための社内プロジェクトだったが、今年1月に他社を含めた支援サービスとして提供を始めた。SAPで活用している独自のクラウドファンディングサイト「First Flight」を通じて、支援希望企業を募っていた。
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