紳士服の販売を行うコナカ(横浜市)は12月20日、スマートフォンのカメラを使ってシャツのサイズを測れる同社の「DIFFERENCE AI画像採寸アプリ」(iOS/Android、無料)を改良し、ジャケットやパンツ、コートなど8種類のアイテムの採寸と注文に対応したと発表した。スマホで体を4回撮影するだけで、採寸が行える。
DIFFERENCE AI画像採寸アプリは、カメラで撮影した体の前後左右の写真をAI(人工知能)技術で分析し、約10秒で計測結果を表示するアプリ。身長や体重を入力し、服を着たままの写真で採寸できるという。開発にはAIベンチャーのArithmer(東京都港区)が協力した。
コナカは10月、採寸アプリを開発中であることを明かし、11月からシャツのサイズを測れるアプリとして提供していた。スーツやジャケットの採寸には、2019年春に対応する計画だった。
「機械学習が予想よりも早く進み、良い結果が出たので、予定を前倒しして公開した」(コナカ)。新たにトップテイラー約30人の採寸技術を学習させ計測精度を高めたことで、さまざまなアイテムの採寸が可能になったという。
採寸できるアイテムはジャケット、パンツ、スーツ、シャツ、ベスト、コート、ベルト、ネクタイの8種類。アプリで計測結果を送信すると、サイズのあったアイテムを注文できる。
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