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バス停と自販機が一体化 新「スマートバス停」実証実験

» 2019年02月05日 13時48分 公開
[ITmedia]

 飲み物の自動販売機とバス停が一体化した「スマートバス停」を、西鉄グループと安川情報システムが日本で初めて開発したと発表した。大きなディスプレイを備えた自販機で、時刻表やバス接近案内などバス停としての表示に加え、販売中の飲み物の画像を表示する。北九州市のバスセンターで、2月から1年間の予定で実証実験を始めた。

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 スマートバス停は、ディスプレイや電子ペーパーににリアルタイムに情報を配信できるバス停。乗車当日の時刻表を大きな文字で表示したり、運行状況や緊急時のお知らせなども即時に一斉配信でき、多言語に対応している。西鉄グループと安川情報システムは2018年1月から実証実験を行い、計7カ所で検証してきた。

 今回新たに開発したのは、自動販売機の形をしたスマートバス停で、北九州市八幡西区の黒崎バスセンターで実証実験を行う。当日の時刻表や、今の時間帯の時刻表を大きな文字で表示する機能、バスの接近案内、運賃表の表示機能に加え、飲料の自動販売機としての機能も備えている。

 実験を通じ、自動販売機に表示するバス情報の視認性に問題がないか確認するほか、自動販売機の形をしたバス停が、乗客や乗務員への視認性やバスの乗降を阻害しないか、バス停として機能するかなどを検証する。

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