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ポケットに入る超望遠、イマドキのコンデジはここまで進化していた(前編)荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/4 ページ)

» 2019年02月08日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 望遠端は逆光で。望遠端だとISO感度が上がるのでちょっとディテールが甘くなるのは残念だが、720mmのポートレートは迫力。

カメラは「逆光+人物」と認識して顔が暗くならないよう撮ってくれた。感度が上がったのでディテールは甘いけど(720m相当 1/200秒 F6.4 ISO800)

 モニターを180度反転させると自撮りモードになり、画面をタップすると3秒のセルフタイマーが働く。

自撮りモードに切り替わり、画面をタップするだけで自動的に3秒のセルフタイマーがかかるようになる。これは良い

 自撮り対応は今の時代に欠かせないわけで、単にモニターが回転するだけじゃないということだ。

自撮りで撮影。モニターを反転するだけで自撮り仕様に切り替わるのはいい(24mm相当 1/160秒 F3.5 ISO80)

 ソニーの伝統で、オートには「おまかせオート」と「プレミアムおまかせオート」の2種類が存在する。プレミアムにすると、暗所では自動的に連写+合成を行ってノイズを減らしたり、逆光時は露出を変えて連写して合成するといった技を使ってくれるので、カメラ任せであれこれ撮りたいならプレミアムにしておくのがいい。

 というわけで夜景作例を。

夜の屋上庭園にて。自動的に夜景モードになり、連写+合成をしてくれた(24mm相当 1/8秒 F3.5 ISO800)

 ISO感度は80から6400(ただしISO6400は拡張感度)までサポートするが、オート時はなるべくISO800以下で済まそうとするようだ。

 等倍でチェックするとISO400でもちょっとディテールがあやしく、ISO800になるとかなりノイズが気になる。

ISO100-800
ISO1600-6400

 実際、このクラスの1/2.3型で2000万画素というのはかなり無理目なんだろなと思う。

 スマートフォンも主だったハイエンド機は画素数を実質1000万〜1200万画素程度に抑えており、ここ数年上げてくる気配はない。

 では追加の作例をいくつか。

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