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ポケットに入る超望遠、イマドキのコンデジはここまで進化していた(前編)荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/4 ページ)

» 2019年02月08日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 1つめはファインダーの有無。HX99は「RX100」シリーズのようなポップアップ式有機ELファインダーを内蔵している。よくこの大きさのカメラに入れたなあと思うほどだが、ちゃんと実用になるレベルのファインダーで、側面のレバーでポップアップし、接眼部を手前に引き出すことで使える。

側面のFINDERレバーを押し下げるとファインダーがぴょこんと飛び出るので、あとは接眼部を手前に引き出せばOk

 ちゃんとタッチパッドAFにも対応しているのがうれしい。

 2つめはレンズ部の根元にあるコントロールリングの有無。HX99にはコントロールリングが搭載されていて操作性がちょっと高い。

 3つめはグリップ。HX99はグリップを搭載していて望遠時にしっかり構えやすい。WX800は逆にここがさらっとしてる。

 望遠をよく使うならファインダーとグリップを搭載したHX99が、スナップ撮影がメインで望遠はあまり使わないのなら価格が安くてデザインもすっきりしたWX800が、って感じだ。

左がWX800、右がHX99。グリップ部とレンズ部のコントロールリングが異なる点

 どちらも背面モニターはチルト式でタッチパネル搭載。とはいえタッチパネルは主にタッチAFやタッチパッドAF用で、使えるシーンはあまり多くない。この辺はRX100などと同じだ。

 小型化のためか記録メディアはmicroSDを採用。メモリースティック マイクロにも対応するが、さすがにもういいんじゃないかな、という気はする。

microSDカード採用でより小さく

 では使い勝手と画質を見てみよう。

 ボディは小さいが小さいながらも最低限の操作性は確保。

 上面には撮影モードダイヤル、背面にはホイール兼用の十字キーがあり、その周りにボタンが4つ配置されている。右下のCボタンはカスタマイズ可能だ。

左がWX800。右がHX99。HX99にはレンズ部にコントロールリングが付いている
背面から

 AFモードは上位モデルと同じで、けっこう速く、このクラスながら瞳AFも搭載。ちゃんと瞳を見つけてくれた。

HX99のプレミアムおまかせオートで撮影(73mm相当 1/80秒 F5.0 ISO250)

 オート時でも↓キーを押せば露出補正やホワイトバランスの調整ができるのができるのは良さ。

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