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ダイソン、部屋の間取りを記憶するロボット掃除機「Dyson 360 Heurist」

» 2019年02月27日 12時27分 公開
[ITmedia]

 ダイソンは2月27日、ロボット掃除機の新製品「Dyson 360 Heurist」(ダイソン スリーシックスティー ヒューリスト)を発表した。処理能力やメモリ容量を拡大し、室内のマップを保存して「部屋に適応していく」というロボット掃除機。直販サイトは同日より、家電量販店では3月19日から順次販売する。直販価格は11万8800円(税込)。

「Dyson 360 Heurist」(ダイソン スリーシックスティー ヒューリスト)

 同社のコードレスクリーナーなどにも採用されている「Radial Root Cycloneテクノロジー」は吸引力を20%向上。光学カメラで撮影した画像から特徴点を抽出し、マップを作成する「SLAMビジョンシステム」は従来機から継承し、現在位置や掃除していない場所を常に把握して効率良く掃除する。

コードレスクリーナーなどと同じ「Radial Root Cycloneテクノロジー」を搭載

 障害物や壁面、段差などを検知する4つのセンサーを一新した他、1.4GHzのクアッドコアCPUに従来機の8倍のメモリ、32倍のストレージ(長期メモリ)を搭載。「20倍のデータを扱うことが可能になった」(ダイソン)という。これにより掃除をしながら部屋のマップを記録し、適宜更新して部屋に適応する「ヒューリスティックラーニング」が可能に。掃除開始時には現在位置を認識し、メモリ内の該当するマップを自動選択する。

 英Dysonの創立者でチーフエンジニアのジェームズ・ダイソン氏は、「ロボット掃除機に取り組み始めた1998年当初から、われわれはガジェットではなく、しっかりとごみを床から取り除くロボット掃除機の実現を目指していた。新製品はインテリジェントな性能とダイソンの特許技術が融合することで、他のロボット掃除機を上回る吸引力を実現した、最適なロボット掃除機だ」としている。

スマホアプリで操作が可能

 本体サイズは230(幅)×240(奥行き)×120(高さ)ミリ。重量は2.51キログラム。内蔵のリチウムイオンバッテリーで最大で連続約75分(静音モード時)の掃除が行える。

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