トヨタとJAXA、月面探査ローバを共同開発 「厳しい環境」、自動運転で走破(1/2 ページ)
トヨタ自動車と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月12日、月面探査に使用する有人与圧ローバを共同開発すると発表した。トヨタの自動運転技術、次世代燃料電池などの知見を生かす。2人の宇宙飛行士が滞在でき、内部では宇宙服を脱いで活動できるようにする考えだ。
ローバは、2029年~34年に予定している月面探査で使用する計画だ。まず29年、月面にローバを着陸させ、宇宙飛行士が乗り込んで探査。その後、飛行士が地球に帰還し、別の飛行士が到着するまでの間、ローバが予定の地点まで自動で移動する――という構想だ。2台体制で、月面の5カ所を調べる。
JAXAの若田光一理事は、ローバについて「厳しい環境での運用になる」と話す。クレーターや急斜面といった、走りにくい環境に加え、真空に近く、寒暖差が激しい――といった条件にも耐えなければならない。
同日、トヨタの寺師茂樹副社長はローバのイメージ図を披露した。自動運転機能に加え、次世代燃料電池を開発し、42日間で約1万キロを走行できるようにする。太陽光発電も行えるようにし、生み出した電力を走行以外の機器操作に使う。
外寸は6.0(全長)×5.2(幅)×3.8(高さ)メートルと、マイクロバス約2台分。居住空間は13立方メートル、4畳半のワンルーム程度を想定している。
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