米Googleは3月26日(現地時間)、モバイルネット高速化イニシアチブ「AMP(Accelerated Mobile Pages)」の下で取り組んできた「AMP for Email」のβプログラムを開始すると発表した。米Microsoftも同日、Outlook.comでAMP for Emailのプレビューを開始すると発表した。この他、米Verizonが運営するYahoo Mail、ロシアのMail.ruもサポートを開始した。
AMPは、2015年にGoogleがTwitterなどと共に立ち上げた、モバイルWebの性能向上を目的とるオープンソースイニシアチブ。AMP for Emailは、文字通りメールサービスのためのAMPで、これを採用することにより、メールをよりインタラクティブにできる。Googleは昨年2月にAMP for Emailを発表している。
GoogleはAMP for Email採用のメールを「ダイナミックメール」と呼び、幾つかのユースケースを紹介した。
例えば、メールに添付された文書をメール内で閲覧したり、メールの返信をSNSのメッセージのコメントのように表示し、入力できる。
企業は顧客向けメールをダイナミックメールにすることで、メール内で完結する予約確認や、会議スケジュール調整が可能になる。
ユーザーは、AMP Playgroundでダイナミックメールを作成できる。
AMPに関する年次カンファレンス「AMP Conf 2019」が、4月17〜18日に東京の六本木アカデミーヒルズで開催される予定だ。専用サイトから参加を申し込める。
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