米Facebookは3月27日(現地時間)、FacebookおよびInstagram上の、白人国家主義(white nationalism)と白人分離主義(white separatism)のページやコンテンツを禁止すると発表した。
白人至上主義(white supremacy)は既に禁じているが、同社はこれまで、国家主義と分離主義はバスク民族主義などと同様の、人々のアイデンティティである広い概念としてのナショナリズムと分離主義だと解釈し、禁じてこなかった。
だが、外部の有識者との話し合いの結果、白人国家主義と白人分離主義は白人至上主義と同類という結論に達したという。
これらを含むヘイトコンテンツ対策の一環として、「ハイルヒットラー」など、ヘイトコンテンツの検索に繋がる可能性のあるキーワードをFacebookやInstagramで検索すると、白人至上主義やネオナチからの離脱を支援する非営利団体「Life After Hate」へのリンクを表示する計画も発表した。
同社は、問題コンテンツ対策は機械学習技術の強化などで向上してはいるが、まだ完全ではないと認め、今後も強化に取り組んでいくとしている。
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