米Altaba(旧Yahoo!)は4月2日(現地時間)、保有する中国Alibaba株式を段階的に売却し、企業を解散すると発表した。同社はAlibabaの公開株式の11%を保有する2番目の大株主(筆頭株主はソフトバンク)だった。この売却で株主が獲得する利益は約400億ドルになる見込みだ。
Altabaは、米Yahoo!が主要事業を米Verizonに売却して投資会社となった際、変更した企業名。この解散で、企業としての米Yahoo!は完全になくなる。なお、Yahoo!の米国でのサービスは現在、Verizon傘下のVerizon Media Groupの1メディアとして存続している。
Altabaと社名変更した時点ではAlibaba株の他にヤフー日本法人株の約35%も保有していたが、こちらは昨年9月に売却している。
ちなみに、2012年7月に米Yahoo!のCEOに就任し、2017年3月に同職を退き、同年7月に退社したマリッサ・メイヤー氏(43)は現在、Walmartの取締役を務める他、2018年にAI採用のコンシューマー向けアプリ開発企業Lumi Labsを立ち上げている。
【変更履歴:2019年4月4日午後10時10分 マリッサ・メイヤー氏の年齢が間違っていました。お詫びして訂正します。】
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