経営再建中の米Yahoo!が、企業名を「Altaba」に変更することが分かった。日本のYahoo!JAPANのブランドやヤフーの社名はどうなるのか。ヤフー広報部に聞いた。
日本のヤフーは、米Yahoo!とソフトバンクの合弁会社として1996年に設立。現在の筆頭株主はソフトバンクグループ(発行済み株式の36.4%を保有)で、第2位の株主が米Yahoo!(35.6%を保有)だ。
米Yahoo!は、メールなど主要事業をVerizonに売却後、社名をAltabaに変更し、ヤフー日本法人株と中国Alibaba株(発行済み株式の約15%)を保有するという投資企業になるという。VerizonはYahoo!のブランドを残す見込みだ。
日本のヤフー広報部によると、日本でのYahoo!のブランドは米Yahoo!からライセンスを受けて利用しており、契約の終了には双方の同意が必要という。米Yahoo!が一方的に契約解除することはできず、「当社が一方的に不利益をこうむる形にはならない」と説明。現時点でYahoo!JAPANのブランドに影響はないという。
ただ、米Yahoo!が主要事業を売却した後も、日本のヤフーがYahoo!ブランドを維持するとなると、Verizon傘下のYahoo!ブランドのサービスと、日本のYahoo!が並立し、同じブランドを別資本が運営することになる。
今後のYahoo!ブランドのあり方について、米国側と協議を行っているかなどについて、ヤフー広報部は「現時点ではコメントできない」としている。
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