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3日分の水や電気を自動的に確保 「防災持続力を備える家」、パナソニックホームズが展開

» 2019年04月11日 20時52分 公開
[ITmedia]

 大雨暴風警報が発令されると住人にディスプレイで通知すると同時に電動シャッターを閉め、停電に備えて蓄電を始める。パナソニックホームズは4月11日、IoTを活用したスマートホーム「防災持続力を備える家」を発表した。戸建て、集合住宅に展開する。

「防災持続力を備える家」のイメージ

 同社が提案する住宅用IoTプラットフォーム「HOME X」が太陽光発電システムや蓄電システムと連携。各部屋に設置された「HOME Xディスプレイ」で気象予報などを通知したり、シャッターを閉めて蓄電池への充電を始めたりと「家が自動的に災害に備える」(同社)。オーナー専用サイト「Panasonic Homes CLUB」では、スマートフォンでも見られるメールマガジンを使って備蓄品の交換時期などを知らせる。

常に新鮮な水が入る貯水タンク「マルチアクア」

 建物は超高層ビルにも使われる「座屈拘束技術」を工業化住宅で唯一採用した制震設計。蓄電池は3日分の電気を確保できる他、断水に備えて約3日分の飲料水(43リットル)が溜められる貯水タンクも備えた。水道管を分岐して設置する構造のため、常に新鮮な水が入るという。また飲用以外の生活用水は温水器の「エコキュート」や「エネファーム」からも確保できる。

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