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“Coinhive事件”控訴審の訴訟費用寄付、2日で1000万円超え受付終了

» 2019年04月23日 11時19分 公開
[ITmedia]

 技術者の活躍を支援する日本ハッカー協会(理事:ネットエージェント創業者の杉浦隆幸氏ら)は、Coinhive事件の控訴審の裁判費用を募る寄付募集に、2日間で1100万円以上が集まったことを明らかにした。寄付の受け付けは既に終了している。

 訴訟費用の寄付募集は18日にスタート。現金のほか仮想通貨、PayPayでも受け付け、5000円以上の寄付者にはTシャツなどの返礼品も用意した。募集は19日に締め切り、1044人から合計1140万5944円の寄付があったという(同期間の同協会への寄付分を含む)。

 Coinhive事件は、仮想通貨マイニングツール「Coinhive」を自身のサイトに設置したデザイナーのモロさんが、不正指令電磁的記録保管罪に問われ、罰金10万円の略式命令を受けた事件。モロさんは命令に異議を申し立てる刑事訴訟を横浜地裁に提起し、一審では無罪判決を勝ち取ったが、横浜地検は判決を不服として控訴した。

 ハッカー協会では現在も、ハッカーの法的支援やウイルスの研究会などを支援する寄付を募集している

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