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ハウステンボス、料金体系を変更 シニアと未就学児は割安、ペットは入場無料に

» 2019年04月23日 12時18分 公開
[ITmedia]

 ハウステンボスは4月23日、料金体系を見直すと発表した。新体系では、アトラクションの利用頻度が少ない「シニア」(65歳以上)の入場料を現行から1000円割り引く。一部施設に年齢制限があることを考慮し、区分に「未就学児」(4歳〜小学校入学前)も新設。入場料を「小人」(小学生)から最大3000円安くする。

 顧客からの要望を踏まえた施策で、適用は5月7日を予定している。同社の担当者は(経営企画室)は「これまでも何度か体系変更は行ってきたが、その運用で生じた課題を解消した」と説明する。

photo ハウステンボスが料金体系を変更する

 シニア層向けの「1DAYパスポート」は現在6500円だが、料金体系の変更後は5500円に値下げする。「2DAYパスポート」(1万1900円→1万900円)、「3DAYパスポート」(1万5600円→1万4600円)など各種チケットも一律1000円割り引く(価格はいずれも税込、以下同)。

 未就学児向けの「1DAYパスポート」は、小学生向けの価格から1100円安い3500円に設定。「2DAYパスポート」は2000円安い6400円、「3DAYパスポート」も2000円安い9300円、「VIPプレミアパスポート」は3000円安い7000円などとする。

 従来は4歳〜小学生をまとめて「小人」と区分していたが、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)関連アトラクションなど、未就学児は利用できない施設があることを踏まえて二分する。

photo シニア・未就学児の料金体系の詳細

 この他、ペットの入場料も5月7日から無料化する。ハウステンボスは2010年5月からペットの入場を許可し、1頭当たり500円の入場料を課していたが、これも顧客からの要望を受けて撤廃する。

 さらに、6月1日からは「バースデー特典」の内容を一新。誕生月に来園した顧客に対し、本人と同伴者3人(計4人)の入場料を割り引く。値引き幅は、「大人」(18歳以上)とシニアは500円。「中人」(中学・高校生)と小人、未就学児は300円。園内レストランでのドリンク提供や、グッズ代金の1割引といった特典も付与する。

photo バースデー料金も変更する
photo 変更後の料金体系のまとめ

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