米Googleは5月1日(現地時間)、ユーザーが同社サービスを使った履歴を一定期間後に自動削除する機能を追加したと発表した。
これまでも、Googleアカウントの「アクティビティ管理」でWebのアクティビティ履歴、ロケーション履歴、YouTubeの検索・再生履歴の保存を管理できたが、履歴保存の有効/無効とデータの手動での削除しかできなかった。
向こう数週間中にローリングアウトする新機能では、これらのアクティビティをそれぞれ3カ月あるいは18カ月(1年半)のいずれかの期間保存した後自動的に削除するよう設定できるようになる。
ロケーションや検索履歴データを保存するのは、ターゲティング広告のためだけでなく、サービスをユーザーごとに最適化するのが目的だ。プライバシー最優先でデータを全く保存しなければ、例えばレストラン検索などで好みの店が表示されるようにはならない。一定期間保存し、最適化に反映されたデータを削除するようにすれば、例えばジオフェンス令状が出ても、Googleは削除されてしまったデータは当局に提供できなくなる。
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